「いや~、私楽譜読めないので弾けないんですよ」
これ、100万回くらい聞いてきました。
ピアノ=楽譜。読めないと弾けないモノ。
結論から言います。弾けます。楽譜読めなくても弾けます。
私は1歳児からレッスンしています。
勿論、1~2歳は鍵盤楽器は扱いません。親子で音のシャワーを浴びて、全身全霊で音楽する。
親子で安心感の中で育まれる音の時間は、その後の人生にも確実に影響すると思っています。
3歳から鍵盤を扱いますが、いきなりドレミではありません。音楽に合わせて音を鳴らす。その音を味わい、景色や場所や想いを感じながら鳴らす。
そして、いよいよ4歳から弾いていきます。
ただし、そこでも楽譜を読むのは最後の確認だけ。
最初何をするのか?
それは「聴くこと」そして「歌うこと」
これが、重要。
耳で聴いて、感覚を感じる。イメージする。それを歌いこむことで
*音の並び
*フレーズ
*強弱
*ブレス
などを体に染みこませていくのです。
あとはそれをそのまま、指を動かして鍵盤に転写していくだけ。
これは繰り返しの練習がマストなのは、言うまでもありません。
考えてみてください。わずか4歳の子供が「わあ!素敵な曲だな、弾いてみたい!」と思ったとき。
難しい楽譜をクリアしないと弾くことにたどり着かないとなったら、どうでしょう。
まるで、美味しそうなハンバーグを前にして「まずレシピ覚えなさい」と言っているようなもの。
いや、食べたいんだよハンバーグ!!レシピなんて後からだよ!ってなりませんか?
そのうち冷めちゃうよハンバーグ。
音で、まず伝えていく。
じゃあ楽譜は意味がないの?
違います。
ひらがなも漢字も、小学校に入ったら書けるようになるように、音符も先々読めるようになっていきます。それと同じ。そのうち読めます。慣れは必要。
それより大事なのは「弾きたい気持ちの鮮度」だと思っています。
これ、大人もですよ。
大人の方は少し子供とはやり方が異なりますが、楽譜を「読む」ではなく「確認できるツール」として使えるように考えています。
楽譜が読めないから弾けない、ではないの。
本当にやりたいなら、楽譜云々ではなく、やってみる。手を動かすのが先ですよね。
歌いたいなら、歌ってみるように。
本を書きたいなら、文章を書くように。
ピアノ弾きたいなあ、と何年も思っているなら。
まず指を動かしてみるのが早い。
その一歩だけでも、伴走したいと思っています。
音を生み出せる人生、なかなか良きですよ。


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